笛とオイリュトミーによる雁の童子

東京オペラシテイ内近江楽堂

2017年1月13日(金)

「雁の童子」の公演、無事終了いたしました。昼の部夜の部とも、ご来場の多くのみなさまに感謝いたします。

そして宮沢賢治の透き通った言葉の糧に。その中に入り、体現し、楽の音と声と動きで空間に放てること。それを場を共にする人たちに受けとめて応えていただけること。ほんとに幸せなことです。

雲龍さん、私も、響きあい、最高でした! 近江楽堂の十字の窓を通して~もちろん別の場所でも~ 広い空とつながれるよう、今年も進んでいきます。リハーサルの写真から。

 

 

みなさまからのメッセージ

☆すばらしいひとときでした。今回、初めてはたさんのオイリュトミーの公演に参加させて頂きましたが、自在に、純粋な内的必然性に導かれるようにして舞うはたさんの身体と、大気と大地の触れ合う音そのもののような雲竜大倉さんの豊饒な音色が、近江能楽堂の静謐な空間に、さまざざまな目に見えない描線を刻んでゆくようで、感銘深かったです。

はたさんが踊りながら手にしていた布が、最初は「怪しい空から落ちてきて赤い焔につつまれ、かなしく燃えて行く人たちの姿」そのもののように最初は緋の色であり、やがて浄化への祈りのように、青色の布へと変わってゆく様、その青色の布を嬰児を慈しむように抱く姿も印象的でした。

『雁の童子』の朗読を聴くこと自体初めてでしたが、雲竜さんの音色と呼応するような、沈潜した、奥行きのあるお声と拝聴しました。全体の構成も、雲竜さんの音色だけのパート、音色と朗読、音色と舞踏、全くの無音のただ中での舞踏、といったパートが緊密に組み合わされていることが見事だと思いました。

余談ながら東京オペラシティは私の高校、大学の同期の友人が設計したもので、そのこともあって感慨深い公演でした。蛇足ながら、公演終了後にはたさんに私の前橋文学館における御巣鷹山墜落事故についての講演採録をはたさんにお渡ししましたが、なぜか帰宅してからようやく、あの未曾有の出来事もまた「怪しい空から落ちてきて赤い焔につつまれ、かなしく燃えて行く人たちの姿」というべき出来事であったと思い至りました。平和への祈りに深く唱和したいと思います。

 

 

☆感動 雁の童子」宮沢賢治作。はたりえさんの言舞の舞台を見た事。笛は雲龍さん。オイリュトミーを知ったのは最近で、オイリュトミストのはたりえさんと出会ったのは一年前。東京オペラシティに出かけたのもずいぶん久しぶり。近江楽堂は初めて。珍しく開場前に着いたら、何と長野の友人が並んでいてびっくり。

舞と語りと笛のみ。シンプルでそれでいて舞台には雁が列を組んで飛ぶ空が浮かび、風が吹く。語りの最初から鼻を啜る音がしたと思ったら、近くの男性が嗚咽を堪えていらした。

打ち落とされた雁の群、残った一羽の小雁は、童子となって育てられる。連れ立って歩くと、子供達が囃し立てる。「雁の捨て子」と。小石を投げる子もいる。何だか似たような状況を思い出した。はたさんの舞の美しさと清々しさ、軽やかで少女のようでいて、凛とした厳しさも感じる。そして心に迫る語りの声と間。私も声に出して、この『雁の童子』を読んで見たくなった。

 

☆近江音楽堂は静謐な礼拝堂のように清らかな光満ちて… 雲龍様の笛の響きのなかで… 私たちは流沙の南の、楊で囲かこまれた小さな泉の水際に 招かれる… はた様 のオイリュトミーと語りは天の舞 で あり… 天使のことのは… 雁の童子 宮沢賢治… かけがえのない命の煌めきを宿した物語… 聖セシリアと聖マリア・マグダレナとともに過ごした夢のような祈りのひと時… 。

 

☆笛の音が意識のふかみへといざない語りが「雁の童子」の世界を私たちの心に刻みつけてゆく。そして舞いが時に静かに時に激しく空を切ることで命のゆらめきを輝かせる。命とは本当にはかなくしかし尊いものですね。心に沁みるひとときをありがとうございました。

 

 

☆とてもとても素晴らしい時間でした。そこここに、命が生まれる瞬間を見ました。まるで、違う世界をたゆたっているかのような、不思議で心地よい時間でした。まだうまく言葉に出来ませんが、何よりも、あの時間を頂けたことに、心から感謝します。ありがとうございます。

 

☆昨日は、先生の清らかな声の響きとオイリュトミー、雲龍さんの笛音が心地良く織り成される素晴らしい世界を魅せて頂きありがとうございました。笛の音に誘われ、す〜っと物語の深いところにいざなわれ、雁の童子の世界を心静かに味わいました。雲龍さんとはた先生の響きあいに感動しました素晴らしい人間力を魅せて頂き、心震え、英気を頂きました。いつの日か、またおふたりの響きあいお目にかかりたいです。

 

☆宮沢賢治の「雁の童子」をもとに、能楽鼓の大倉家、笛奏者の雲龍さんの柔らかで透き通った揺らぎのある笛の響きのなかで、言葉と舞の運動芸術を推進されている はた りえさんが語り、舞われる会に皆川久美子さんと行ってまいりました。雲龍さんとはたさんは何ものにもとらわれることのない「中庸」で表現され、はたさんの舞や語りの無駄のない動きに感銘をうけました。だからこそ、伝えるべきことが伝わるんでしょうね。さらに、感じる「西洋と日本の芸術による霊的融合」。

 

☆はたさん、昨日はありがとうございました。私も、はたさんのオイリュトミーと語りは最高でした。とても新鮮な気持ちになり、今年初めの笛として感謝の気持ちでいっぱいです。「雁の童子」にお声かけくださりありがとうございました。オイリュトミーと、自らの語りの世界は、何だか不思議な気持ちで、今でも宇宙を漂うよっているような感じです。天窓からのひかりがあわさり、宇宙へと誘われてゆくような心地よい空間でした。はたさんの語りと、衣が風を呼び、舞姿が素晴らしかったです。今朝奈良へと移動して、奈良の風を感じていますが、まだ気持ちは雁の童子の余韻を楽しんでいます。この気持ちをいろいろなところへと繋いでゆきたく思います。また、どうぞよろしくお願い致します。

雁の童子3

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

 

ドイツ・オーストリア

2016年11月3日から10日

11月3日から10日まで、ドイツ・オーストリアで公演ツアーに行ってきます。5日ワイマールのホール、6日エアフルトの教会、そして9日ウイーンのアルメニア文化協会で公演します。エアフルト独日協会とオーストリアのアルメニア大使館の主催、国際交流基金の助成。アルメニアのヴァイオリニストであるカーレン・イスラエリヤンさんを中心に若手の素敵なハーピストと琴奏者のアンサンブル、それに歌手とオイリュトミスが加わる二つとない組み合わせ。軸になるのは、バッハの音楽と日本の祓詞の共鳴と、アルメニアの心と日本の心の音楽の対話です。

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

 

このプロジェクトを結ぶのは、国境を越えた祈りです。音楽と動きは大陸、国、異なる文化を結びます。神に向かうバッハのカンタータに、神々へ奏上する大祓詞が歌い合わさり、後半では、アルメニアの音楽と日本の音楽とが対話します。私は、バッハのカンタータと、ほかバッハの2曲、そして、ヴァイオリンとハープと琴による「さくら」をオイリュトミーで動きます。この冒険を共にすることになったことに驚きつつも、どんな新しい扉が開かれるのか、楽しみです!

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

 

ワイマールはバッハの生誕地、ゲーテの住んだ街、エアフルトはシラーも講義した古い大学があるところ。私はアルメニアについて、グルジェフが生まれた所としか知りませんでした。ごめんなさい。ウイーンの公演フライヤーには、「アララト山から富士山へ」とあります。ノアの箱舟が、洪水の水が引いてそこで止まったというアララト山は、アルメニア民族の象徴なのですね。

姿からすると、富士山の兄弟みたいですね。・・・また、100年近く前、最初のシュタイナー学校が生まれるきっかけになったヴァルドルフ・アストリア煙草工場では、たくさんのアルメニアの人たちが働いていたそうです。煙草の産地で煙草づくりの技術を持っていたから。ということは、最初の学校には、多くのアルメニアの生徒たちもいたのでしょう。と、ここでも、つながっているのでした。

こちらはドイツ公演ツアーの2日目を終えて、もうすぐ休むところ、明日、日本ではもう今日が、エアフルトの教会での公演本番です。教会での場当たりと練習をしました。

石造りの11月の聖堂の寒さが身に染みるけれど、動くと清々しい。練習の前、エアフルト欧日協会の方が街を案内してくれました。本当に静かな、人の心のあたたかな古い街です。ランチの席で水を頼んだら、大きな重たいジョッキになみなみと注がれて、ビールではなく、ミネラルウオーターで乾杯。

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

 

エアフルトでの初日公演、教会一杯のお客様をお迎えしてて素晴らしい会になりました。バッハの音楽と日本の言葉の響き、四つの異なる楽器と動きの結びつき、どうなるか思っていたけれど、お客さんたちの興味本意とは全く違う心からの受けとめ方に驚き、感動しました。スタンデイングもしてくれたほど。動きが東洋と西洋を繋いでいると言ってもらえて、とてもうれしい。会を支えてくれ方たち、素敵な共演の演奏者のみなさんに感謝。

ここでもシュタイナー学校の同僚たちに出会いました。エアフルトには10年目になる学校があるのよ、日本は30年?まあ古いわねって。オイリュトミストたちにも会えました。世界中どこでも、勇気ある同僚をみつけあえるって、何て素敵でしょう。ツアーはまだ続きます。無事に越えて行けますように。写真、ちょっとピンボケだけど、お知らせします。

ドイツ・オーストリアで公演ツアー

 

台北の新しいシュタイナー学校へ

台北の新しいシュタイナー学校へ

台北

2016年9月14日

今日9月4日から1週間、台北の新しいシュタイナー学校で、子どもと大人のオイリュトミー、レクチャーをさせていただくため台湾へ行ってきます。今朝、台北のシュタイナー学校に行って驚いた。大きいのだもの。生徒数が少なくなった公立の中学校を何部屋か借りて、1年から5年までの教室にしている。

台北の新しいシュタイナー学校へ

 

この9月に引っ越したばかりで、内装は世界中のシュタイナー学校のように、親御さんたちが壁を塗り机を組み立て、教員が黒板画を描いて整えている。オイリュトミーで使う部屋も、お母様たちが朝、急いで床を吹き、壁の鏡に色合いよく布を張ってくださった。飛行機が街の上空を、怪獣ギャオスみたいに(古い)あれよあれよというほど間近を飛んだり、道では車が昆虫の大群みたいなバイクと共存していたり、これまでの台湾は会議と観光だったので、今回少し、生活の中の光景を見させてもらっている。

台北の新しいシュタイナー学校へ

 

台北のシュタイナー学校で朝8時から大人のクラス、それが終わってしばらくすると、1年生たちが水筒をしょって「はたラオシ~」(はた老師・せんせい)と歌うように言いながらやって来ます。かわいいです。それから5年生までの子どもたちと午後までオイリュトミー。日本語の通訳はなく私のシンプル英語だから、細やかな働きかけが出来なくてごめんなさい、と思いつつ、子どもたちから中国語を習って、おじいさん、おばあさん、子ども、犬、猫、ネズミ…そう、おおきなかぶを動いたり、上、下、前、後ろの中国語も習って「わたしの回りの美しい世界」を動きます。全身存在を開いて向かうだけ。

台北の新しいシュタイナー学校へ

 

自分でオイリュトミーの作品を動くのは至福だけれど、子どもとオイリュトミーをするのは、もっと大変で幸せな仕事。世界中のオイリュトミストのみなさん、未来のためにもっとシュタイナー学校で働きましょう。アジアにはオイリュトミーが足りなくて必要としている学校が沢山あります。もちろん日本にもまだ増えるはず。休憩には台湾の薬草茶とグアバをいただきました。お昼は有機野菜の健康ランチ。たっぷり野菜の下に赤米のご飯が隠れていました。

台北の新しいシュタイナー学校へ

 

海外との往復が多くなる予感。日本でもどこでも、必要とされるところで働く覚悟が、段段出来てきた…。台湾の思い出から、毎朝1週間1時間半オイリュトミーをしたシュタイナー学校のお母さんたち。この他、写真を撮ってくれた人たちとかもいるのだけれど、みんないい笑顔。オイリュトミーをすると、その人全部が生き生きと生かされてきれい。通訳をしてくれたミスター呉呉は、かつて日本の音大で歌を学んだ人で、クラスを通訳しながら心が動いて鳥肌が立った、と言ってくれました。この後、1年生から5年生までの50人の子どもたちとのオイリュトミーがありましたが、子どもたちのかわいさは、このお母さんたちから想像してくださいね!

台北の新しいシュタイナー学校へ

 

命の水マリア

近江楽堂 東京オペラシテイ

2016年5月3日

音・声:ダミアン原田  舞:はたりえ

5月3日近江楽堂にて 「命の水マリア」の公演、リハーサルの写真です。本番は、ダミアンさんの奏でる音楽から空間に生まれる光と熱に舞と声が共鳴し、奏であう場となりました。

受難の場面では、自分でも思いがけないほどの強い情感に満たされました。共苦の剣に貫かれて湧きいずる泉。小さな流れはやがて河になり、そして大海へと。息吹を受けて、素へ源へと透き通っていく。マリアの泉は、大祓の世界ともつながっている! そう感じました。

ダミアンさん、よい奏であいをありがとうございます。いらしてくださったみなさん、心を寄せて下さったみなさん、ありがとうございます。おかげ様で動きとおすことが出来ました。

 

命の水のマリア

 

アースデイ東京 いのちの森

アースディ東京 いのちの森

明治神宮参集殿

2016年4月24日

太古の音・声・舞 森のうた 森のおどり

サウンド:谷崎テトラ 声:岩崎園子 舞:はたりえ
4月24日、アースデイいのちの森~明治神宮参集殿にて、サウンドクリエーターの谷崎テトラさん、ソプラノ歌手の岩崎園子さんと「森のうた、森のおどり」でご一緒しました、
アースディ東京 いのちの森
アースディ東京 いのちの森そこから立ち上がってきたのは、太古の海と森の記憶。わたしのなかにもムーの記憶がよみがえったようで、それが今の私たちに大切なメッセージを伝えているようで…
何か新しいことがまた始まりそうです。サウンドと声と舞の新しい共鳴の場を開いてくれたお二人と、会場変更を調えられたスタッフのみなさんの労を惜しまぬお働きに心からの感謝を。
そして、集まってくださった沢山の方々、ありがとうございました。
アースディ東京 いのちの森

ロザリオのソナタとオイリュトミー

ロザリオのソナタとオイリュトミー

いわき市 東京都 茅ヶ崎市

2016年2月10、12、13日

心身が集中した時は、星雲の渦のように感じられるロザリオのソナタとオイリュトミー

LinGonアンサンブルとの出会い、ヴァイオリニストの中丸まどかさんとの響き合う協演、そしてロザリオのソナタの音楽との出会いは、本当に豊かな体験だった。わけても、ヴァイオリンと1対1で奏でる終曲・守護天使のパッサカリアは、生涯深めていきたいライフミュージックになりました。

御蔭様で、3会場逢わせて600人以上の方たちにご来場いただく盛況でした。ありがとうございました。この公演をやり通せたのは、LinGonの若い素敵な音楽家たちとそれを支える人たち、そして、すべての守護天使のおかげです。

ロザリオのソナタとオイリュトミー

開催日 2016年
2月10日 いわきアリオス小ホール
2月12日 すみだトリフォニー小ホール
2月13日 茅ヶ崎市民文化会館小ホール

 

ロザリオのソナタとオイリュトミー

出演
LinGon(バロック古楽器アンサンブル ベルギー在住)
ヴァイオリン  中丸まどか
オイリュトミー はた りえ

 

ロザリオのソナタとオイリュトミー

 

参加のみなさまからをメッセージいただきました

◎全幕素晴らしくて目も耳も話せない状態でした。中でもゲッセマネ、マリアさま、最後のはたさんとまどかさんのバイオリンは圧巻でした。キリスト誕生からバロック、そしてこの瞬間が溶けあって、ちがう時間と空間にいるようでした。(Sさん)

◎とってもステキなひとときをありがとうございました。
音、声が身体の芯まで響きました。素晴らしかったです。
ヴァイオリンの音色、本当に感動しました。
蝶の舞いのようなダンスは軽やかでエネルギーがくるくる舞っていたようでした。
響くものを本当にありがとうございました。(Oさん)

◎昨夜の公演、茅ヶ崎まで行ってきました。)いわき、すみだ、茅ヶ崎と、昨日が最終公演という事で、皆さんの息もピッタリ。
ロザリオを繰り、祈りながらイエスさまの歩いた道のりをたどる音楽。
古楽器での演奏もステキですが、曲ごとに、調弦し直すという、手のかかる作品に驚きました。音楽の自由な世界と言うべきでしょうが、演奏家にとっては、コンサートで披露するのは大変ですね。はた先生のオイリュトミーも世界をさらに広げてくれて、
素晴らしかったです。
いつまでも、余韻が続きました。 (T.S)

 

 

 

美術館で子どもたちとオイリュトミー

ベルナール・ビュフェ美術館 静岡県三島

2015年10月11日

 

静岡県三島にあるベルナール・ビュフェ美術館のシュタイナー展クロージングイベントで、小さな子どもたちとオイリュトミーをしました。

 

ベルナールビュフェ美術館

 

みんな初めて会ったのに、まるで約束していたようにすっと集まってあたたかな輪になりました。雲の門をくぐって、これから何が始まるでしょう? オイリュトミーを通して、たくさんの子どもたち、大人たちとこれからも出会っていけますように!

マグダラのマリア~三つの愛しみ(かなしみ)

マグダラのマリア

シターと舞と語りによる 東京オペラシティ 近江楽堂

2015年7月20日

出演 はたりえ 言舞〜コトマイ  ダミアン原田 シターほか演奏

 

7月20日海の日、近江楽堂、シターと舞いと語りによるマグダラのマリア~三つのかなしみは、恵みの時でした。写真は、リハーサルの様子です。

会場に入った時、シター奏者のダミアンさんが、こんなに音が響くことはない、今日はおかしいよ、と。いえ、不思議ではありません。その日は、7月21日マグダラのマリアの祝日の前日ですもの。

マグダラのマリア

 

近江楽堂に置かれている彫刻家舟越保武さんのマグダラのマリア像が、まるで体温を持ったように息づいていました。ダミアンさんは長年ヨーロッパで音楽の研鑽を積んだ修道士。フランスの住まいは、マグダラのマリアの遺骨を安置する聖堂の街・ヴェーズレーです。毎年ヴェーズレでは、その祝日、嵐になる。晴れていても嵐が来て、聖堂の電気がパーンと切れたこともあった。人々はマリアのかなしみだと言う~そう語られました。

この日はそのようなことはなく、きらきらとした光が会場を満たして、深い悲しみを透き通らせたようなシターの音に共鳴し、聖書の三場面を文語で語り、舞わせていただきました…舞うというより、響きの泉から湧く透き通った水が、私の身を通って伝わったのであればいいなあと願っています。

マグダラのマリアという存在を深く近く身に感じることができたことに心から感謝。アンコール曲は、アメイジング グレイス~大いなるめぐみ~でした。

参加された方から感想をいただきました。
私にとってはオイリュトミー初体験でしたが、時には流れる液体のように見え、あるいは香りを放つ気体のようにも感じられ、かと思うとまぶしい光のようにも見え、一瞬百合の花かと思われ、火の熱さを感じ、それらが静かな瞑想の中で変幻自在に形を変えていった美しい時間でした。(中丸まどか ヴァイオリニスト)

 

 

アジアのオイリュトミストたちによるオイリュトミーの夕べ

オイリュトミーの夕べ

アジア ヴァルドルフ教員会議(AWTC)2015 イン ジャパン

2015年4月29日

 

今日は真昼のウエサク満月です。アジア・ヨーロッパ各国から400人以上が藤野に集った1週間が一昨日幕を閉じました。多くの人たちの献身的な尽力で成った素晴らしい輪でした。オイリュトミーの夕べでは、台湾と韓国、日本のオイリュトミストが出会いました。

オイリュトミーの夕べ

 

100年前にドイツで生まれたオイリュトミーは、神殿舞踊の現代の再生とも呼ばれます。台湾と日本からそれぞれの言葉と響きを動き、私は、雲龍さんの笛と共に、祓詞の舞を納めさせていただきました。素晴らしい笛のねが、日本の言葉の動きと共鳴しました。

観たヨーロッパの人たちが、「オイリュトミーが誕生した過去を踏まえて、未来に向かうアジアのオイリュトミーが確かにある!」と。一人一人が輝き奏であう未来に向かって。

オイリュトミーの夕べ

 

 

アースデイいのちの森

アースデイいのちの森

 

明治神宮

2015年4月19日

アースデイいのちの森今年はシゴトの山を越えて代々木まで行くのはムリかなと思ったけれど…舞うことができました。

 

明治神宮・アースデイいのちの森。ありがとうございます。

 

行ったらいつもよい出会い。実行委員長の野中ともよさんの若い人への配慮、素敵です。